兵庫県加古川市|グリーンピース動物病院 の 猫の腸閉塞
院長ブログ

猫の腸閉塞

このエントリーをはてなブックマークに追加
Bookmark this on Yahoo Bookmark
Bookmark this on Livedoor Clip
LINEで送る

今日は糞臭のある嘔吐を繰り返す猫ちゃんの開腹手術でした。

この子は、実は2年半前も同じような症状で手術を行なっておりまして。その時には小腸の一部がキュッと縮んだように閉塞してまして。摘出した部分を病理検査に外注した結果は「びらんを伴なう炎症」というものでした。

今回も2年半前と同じように糞臭ある嘔吐を繰り返すということでしたので、飼い主様も納得の上試験開腹をするということで昨夜お預かりしました。

今日午前中に腹部エコー検査を行なってみると、腹腔内に小腸と連続した腫瘤があるのを見ることが出来ました。
見た感じお腹の中の異常はその腫瘤くらいしかありません。

午後から全身麻酔をかけて、お腹を開けて見ると、やはり小腸に腫瘤があって、それがカチカチになって如何にもそこが閉塞の原因という感じでした。

腫瘤を切除して腸管を繋ぎ合わせて閉腹すれば手術は完了です。

麻酔からの覚醒はスムーズでした。

摘出した腫瘤は今回も病理検査に外注しますが。

腫瘍であれば悪性だと思います。

しかし、もしかして前回の手術の部位に縫合糸反応性肉芽種が出来たのではないか?とも思えるような腫瘤でした。

縫合糸反応性肉芽腫であれば、私としては自分の手術で遭遇するのは初めてとなります。

病理検査の結果は約2週間までに出ると思います。その結果を見て、この子のこれからの治療について考えなければなりませんが。
飼い主様曰くは、野良猫であるので自宅での投薬は困難であるとのことです。

自宅での投薬が不可能ですから、必然的に今回の手術も前回の手術も、手術後抜糸するまで預からなければなりません。

抜糸後の対応がちょっとばかり心配であります。