兵庫県加古川市|グリーンピース動物病院 の 2026 2月
院長ブログ

月別アーカイブ: 2026年2月

年齢別に見ておきたい病気

皆さんこんにちは

グリーンピース動物病院の更新担当の中西です

 

~年齢別に見ておきたい病気~

 

犬猫の健康管理は、年齢によって重点が変わります。子犬子猫は感染症や先天性、成犬成猫は生活習慣や予防、シニアは慢性疾患や腫瘍、認知機能などが話題になりやすくなります。年齢に合わせて「何を見ればいいか」を整理しておくと、異変に気づきやすくなります。


1. 子犬・子猫に多い心配:感染症、寄生虫、低血糖、誤食

子犬子猫は免疫が未熟で、体調変化が急になりやすいです。下痢や嘔吐、元気消失は軽く見ないことが重要です。

よくあるサイン
・急な下痢、嘔吐
・食欲不振
・ぐったり
・体重が増えない
・震え、ふらつき(低血糖の可能性)
・異物を食べた可能性

家庭でできること
・便の状態を毎日確認
・食事量と体重の推移を把握
・誤食しやすいものを床に置かない
・ワクチンプログラムや駆虫を計画的に
・急変に備えて夜間救急の連絡先を把握

受診の目安
子犬子猫は脱水や低血糖で急変しやすいため、嘔吐下痢が続く、元気がない場合は早めの受診が安心です。


2. 成犬・成猫に多い心配:皮膚・耳・歯、肥満、ストレス、行動変化

若齢期を過ぎると、体質に由来する皮膚耳トラブル、歯周病、肥満などが増えます。猫ではストレス性の下部尿路疾患、犬では関節負担やアレルギーなどが話題になりがちです。

家庭でできること
・定期的な体重測定と食事管理
・口腔ケアを可能な範囲で継続
・散歩や遊びで運動不足を防ぐ
・生活環境の安定(猫は特に)
・年1回程度の健康診断を検討


3. シニア期に増える心配:腎臓病、心臓病、腫瘍、関節、認知機能

シニアでは複数の疾患が同時に進行することもあります。症状がはっきり出にくいこともあるため、定期検査の価値が上がります。

よくあるサイン
・体重減少
・食欲のムラ
・水をよく飲む、尿が増える
・咳、呼吸が荒い
・運動を嫌がる、段差を避ける
・寝ている時間が増える
・夜鳴き、徘徊、トイレの失敗(認知機能の可能性)

家庭でできること
・体重、食欲、飲水、排尿排便の記録
・滑りにくい床や段差対策
・痛みや呼吸の変化に注意
・定期健診の頻度を増やす検討(年2回など)


4. “受診のタイミング”を迷いやすい症状の考え方

以下は一般的に、早めの受診が望ましいことが多いサインです。
・呼吸がおかしい(苦しそう、舌が紫っぽい)
・尿が出ない、出にくい
・けいれん
・ぐったりして立てない
・水も飲めない嘔吐
・大量の血便
・誤食が疑われる
・急に歩けない、麻痺っぽい

軽い症状でも「いつもと違う」が続く場合、早めの相談が重症化予防につながります。


5. 日常の観察が最大の予防になる

動物病院での早期発見につながるのは、飼い主さんの観察です。難しいことは不要で、次の項目を“なんとなく把握”するだけでも役立ちます。

・食欲(食べる量、食べ方)
・飲水(増えたか減ったか)
・排尿排便(回数、色、硬さ)
・体重(増減)
・行動(散歩、遊び、睡眠)
・皮膚被毛(かゆみ、赤み、脱毛)
・口(口臭、よだれ)
・呼吸(咳、荒さ)