兵庫県加古川市|グリーンピース動物病院 の 日記
院長ブログ

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11/08 マルチーズの免疫介在性溶血性貧血

表題の免疫介在性溶血性貧血とは、自分の免疫抗体が自分自身の肉体を攻撃してしまうという、自己免疫性疾患の一種であります。

例えて言えば、自衛隊が自国民を攻撃するようになったという、悲しい病気なのですが。

狂った免疫機能がターゲットにする相手が赤血球の場合、免疫介在性溶血性貧血ということになりますし、皮膚組織の場合天疱瘡という病気になります。免疫機能が間違ってターゲットにしてしまう相手は、その他にも関節軟骨であるとか、甲状腺組織であるとか、腸管であるとか、いろいろ様々です。

そして、免疫介在性溶血性貧血でも、診断が特に難しいのは、先月に大学病院に診断を依頼した病気で、昔赤芽球癆と呼んでましたが、今でもそうなのか?骨髄の中で育って来て、今まさに循環血液中に出て行こうとしている若い赤血球が、自分の免疫で壊されてしまうという病気であります。この場合には、骨髄の生検と病理診断が必須になります。

この度診察した10才8ヶ月令のマルチーズの男の子の場合、来院まで4日か5日間突然食欲がほとんど消失してしまうという症状が出て、来院当日には散歩に連れて行こうとしたら、すぐに立ち上がったものの倒れてしまったという稟告でした。

視診で、どうも舌の色が異常に薄いように感じましたので、飼い主様に検査の必要性をお伝えして。
まず血液検査(全血球計数と血液生化学検査)とエックス線検査を行ないました。

血液検査でまず目を引いたのは、重度の貧血です。赤血球容積が9.3%しかありません。これくらいの数字の場合、動物は酸欠で口を開いた呼吸になることも多いですが。この子の呼吸状態は正常でした。

私たち獣医師が動物の貧血を発見した時にまず考えなければならないのは。

その貧血が、悪性腫瘍とか後天性免疫機能不全などが原因で骨髄で赤血球が造られなくなって生じた「非再生性貧血」なのか?

もしくは骨髄では一生懸命に赤血球を造っているのに、出血とか血管内溶血とかで貧血が進行して行くという「再生性貧血」なのか?

ということなのであります。

そして、その見極めの決め手となるのが、血液中の若い赤血球である「網状赤血球」の絶対数です。

犬でも猫でも、網状赤血球の絶対数と貧血との関連は、ちゃんとデータがありますから。網状赤血球数をカウントすることの出来る血球計数機を持っているか?あるいは特殊染色を行なった血液塗抹標本を顕微鏡で覗いてコツコツとカウンターを使って自分で計数するのかのどちらかを行なわなければなりません。

グリーンピース動物病院の場合、アイデックスラボラトリーズという米国のメーカー製の、レーザーサイトというレーザー光線の反射を用いた全血球計数が出来る血球計数機を使用しておりますので。
貧血を発見すると同時に、網状赤血球の絶対数もプリントアウトされて来ています。

ゴンちゃんの場合、網状赤血球は1μm当たり120,5300という数字で、骨髄は貧血を改善すべく一生懸命に頑張っているということが見て取れます。

即ち、ゴンちゃんの貧血は、「再生性貧血」なのです。

再生性貧血の場合、次に考えるべき問題は。それが出血性なのか?溶血性なのか?ということですが。これも全血球計数のデータの読み取りと血液生化学で黄疸色素が上昇しているのかどうか?で判断が付きます。

この場合、溶血性貧血は間違いないという結果でした。

更に突き詰めるべきことは、溶血性貧血にも、犬の場合「バベシア原虫」の寄生に拠るものか?ヘモバルトネラ寄生に拠るものか?あるいは最初に書いた免疫介在性の溶血性貧血なのか?という問題です。

ここで血液塗抹標本を真面目に評価する必要があります。血液塗抹標本を顕微鏡で覗きもしないで貧血をうんぬんする獣医師が居たとすれば、その獣医師ははっきり言って似非獣医師であり藪であると断言しても良いと思います。

私が見た塗抹の印象としては。
まず、赤血球が大きなのや小さいのやいろいろのサイズがあることと、球状赤血球が多数見られるということです。

上の画像を見れば、赤血球のサイズがいろいろであるということはすぐに判ると思います。
球状赤血球とは、丸い赤血球の中心部の色が薄くなっていない物をそう言います。

バベシア原虫らしき像も存在はしているのですが、正直アーティファクト(人工産物)との区別がはっきりしないので自信はありません。また、ヘモバルトネラの寄生は無いと言って良いと思います。これは自信があります。

上記画像の矢印の先にある色がわずかに薄くなっている部分がバベシアか?という構造なのですが。どうもはっきりと判りません。

なお、ヘモバルトネラの寄生は、正直他の基礎疾患があって、免疫機能が低下している犬でなければ、ほとんど診たことはありません。

脾臓や肝臓の血管系の腫瘍で生じるかけらのような赤血球は存在しませんでした。

塗抹の鏡検では、球状赤血球が多数確認されましたので、獣医の教科書を紐解くと、球状赤血球の存在は免疫介在性溶血性貧血を示唆するとなってはいますが。
バベシアに似たような赤血球内の構造も見られることですし。

ここでバベシアか?溶血性か?というこの問題を解決するには、外注検査による自己免疫抗体の確認(クームス試験)とバベシアの遺伝子診断とが決め手になると思います。

もう一度採血して、全血を検査センターに送ることにしました。

ただ、検査をするのは良いのですが。結果待ちの1日とか2日の間にも病状は進行して行くことでしょうから。何とかしなければなりません。

緊急避難的処方ではありますが。バベシアの特効薬の皮下注射と、免疫介在性溶血性貧血の第1選択薬であるステロイドホルモンの免疫抑制量の皮下注射のどちらも一気に行なうことにします。

輸血はとりあえずしません。口を開けた呼吸とかのひどい酸欠症状は見られないことと、血液型の事前の検査が出来ていないことがその理由です。

血液型の検査は、健康な時に前もって実施して置くのが正しいやり方で。こんなひどい貧血になってから慌ててやっても、少なくとも院内の検査では正確に結果が出ないことが多いです。

そんなことを言っていても、いよいよ危ないとなれば、我が院のドナー犬を務めてくれている謙ちゃんからの採血をやって、ためらい無く輸血を実施する心積りはあります。

という風に、ゴンちゃんの貧血の診断と治療は進んで行きましたが。

その夜には、ゴンちゃんは未明に輸液ラインをひどくキンクさせて、輸液が出来ない状態にしてくれました。しかも、それを直そうと試みると激しく抵抗して、悪くすると彼がショックを起こすか?私が咬まれて大怪我をするか?という感じでありました。

それでも、翌日になると、ゴンちゃんはいきなり朝食を食べてくれます。バベシアの注射か?ステロイドの注射のどちらかが?効いているのは間違いなさそうです。

入院2日目の夕方にはクームス試験の結果が帰って来まして。自己免疫抗体の存在は、確実とは言えないが怪しいと言うレベルの結果でした。
免疫介在性溶血性貧血の約3割はクームス試験陰性というセミナーの話しもありますので。陽性ならば確実で、陰性でも疑いは晴れないというところでしょう。

その間にもどんどん元気になって行って。入院3日目が終了するところで退院ということになりました。バベシアの遺伝子検査も陰性という報告がファクスされて来ましたので。診断としては免疫介在性溶血性貧血で良いと思います。

ゴンちゃんの今後の治療方針としては、ステロイドが効くのであれば、それ単独で。効きが今一つであれば、サイクロスポリンのような強力な免疫抑制剤との組み合わせを使用して。
とにかく血球容積を正常値にまで持って行って。貧血が改善したのであれば、徐々にお薬の量を減らして行って。

目標では3ヶ月後にはお薬からの離脱を図るということが、治療のゴールであります。

当然ステロイドを沢山使用しますから、最初の頃は毎週血液検査を実施して副作用のモニタリング、貧血改善の確認を行わなければなりません。

そんなことで、ゴンちゃんの貧血の治療は始まったばかりですが。ちゃんと道筋はつきましたので、頑張って治して行きたいと思います。

画像は入院3日目にして、退院を待っている猛犬ゴンちゃんの可愛らしい姿であります。

ではまた。

 

 

 

 

10/26 グリーンピースわんにゃん訪問隊活動

午後から、月に一度のわんにゃん訪問隊活動に行って来ました。

連れて行ったのは、生後2ヶ月令になるブルテリ・和犬雑の愛ちゃんと、新着ベルジアンマリノワのゴーシュの2頭です。

当院のお客様で、犬とかは連れて来なくて、ハンドラーを務めて下さるボランティアさんに、怖がりでない愛ちゃんをお願いして。私は比較的怖がりであろうゴーシュをハンドリングしました。

ゴーシュ君、最初の15分くらいは、とにかく怖かったのか?緊張しまくりで、動けない状態が続いていました。

一方の愛ちゃんは、2階ホールに着いて放されるとすぐにお年寄りの皆さんの車椅子のところに走って行って、順々に挨拶して回っていました。

そのうちに、ゴーシュの緊張も解けたように感じましたので、お年寄りのところに連れて行って、抱っこしてもらいます。

二人目のご婦人の時には、何故だか?相手との波長が合ったのか?ゴーシュ君すごくリラックス出来たようです。寝込んでしまうくらいでした。

愛ちゃんも順調にあちこちお年寄りのところを回っていて、この子は天性こんな活動に向いているのではないのか?と思ってしまうくらいでした。

 1時間の触れ合いの時間が過ぎて、ミーティングを済ませて帰りましたが。ミーティングの間子犬2頭は熟睡していました。

それなりに緊張して精神的疲労を感じていたのだと思います。

でも、何とか良い感じで過ごすことが出来ましたので、来月16日にもこの2頭を連れて参加したいと思います。

 

 

 

10/12 猫の子宮蓄膿症

今日の午前診には、一昨日からいきなり吐き始めたという猫の女の子が来院して来ました。

腹部触診では、あまりはっきりしなかったのですが、上腹部に何やら触るものがあります。

飼い主様に血液検査と腹部エックス線検査はやった方が良いと思うけれどもどうされますか?とお伺いを立てたところ、しばらく考えられてから、やって欲しいということでしたので。ひと通りの血液検査と腹部エックス線検査を実施しました。

 お腹の真ん中辺りに、真白く映るマスが見えます。

未避妊雌猫ですから子宮の病気か?あるいは腫瘍性の疾患か?というところですね。

血液検査では、全血球計数で白血球数の低下、とりわけ細菌と闘う好中球数の低下が目立った異常です。

それと、総ビリルビンがかなり上昇して、黄疸という感じですが、その割りにはGPTとかALPとかは上昇していません。

激甚な子宮の感染の比較的初期のものか?とも思いましたが。

それから先は、出来れば腹部エコー検査で確認したいところです。

飼い主様は、エコー検査と、その結果に基づいての試験的開腹を希望されました。

腹部エコー検査では、大きなマスは、多分子宮であり、膿が溜まった状態であろうという結果でした。

そんなわけで。その時点から前肢の静脈にカテーテルを留置して静脈輸液を開始し、午後に試験的開腹を行ないました。少し怖がりのところのある猫ちゃんでしたから、麻酔導入とか結構大変でした。

開けてみれば、予想通りに液体の充満して大きく腫大した子宮が出て来ました。

きちんと卵巣と子宮とを摘出して手術は無事に終了です。

摘出した子宮をちょんと突いて中身を確認すると、薄い膿でした。細菌培養と抗生物質感受性試験を行ないました。

これからしばらく静脈輸液を続けて、食欲が出ればその時点で退院させる予定ではあります。

ただ、ここ数日食べていないということで、血液生化学検査で総ビリルビンが3.0を越えているのが、随分プレッシャーです。

猫の場合、早ければ2日食べないだけで肝リピドーシスという肝臓の脂肪変性が急速に生じて最悪死亡してしまうこともあります。

手術は一応きちんと終了しましたが、今後の経過が上手く行くようまだまだ努力が必要だと思います。

 

10/11 腹筋筋層間の気腫?

午後診に来院された2才8ヶ月令のチワワの女の子ですが。

1週間前から抱っこしようとすると悲鳴を上げるとのことでした。

最初はご主人が抱っこする時に限っての悲鳴だったのが、今日は奥様が抱っこする時にもひどい悲鳴だということでの来院です。

高齢の犬でこんな稟告の場合、心臓疾患を持っていることがありますが。この子は若いです。一応胸部聴診を行ないましたが、心音呼吸音共に異常はありません。

抱っこで悲鳴ということは、抱こうとすると痛みを感じている可能性がありますので、次に胸部腹部の触診を行ないます。

胸を触る間は大丈夫でしたが、胸とお腹の境目、最後肋骨の後ろ側辺りに手が当たると、「ウッ」という感じで腹筋に力が入るのを感じました。

触診上の異常を確認するために、胸腹部のエックス線検査を行なってみました。

まず目に留まったのは、側方からの写真における気管虚脱です。興奮した時、受動喫煙の時、あるいは何にも無い時にも、時々フガフガと異常な呼吸音をする時があるそうです。

画像、矢印の先が虚脱部位なのですが、絵が小さいので判り難いかも知れません。

その次に気になったのは、腹背像における右腹壁の腹筋の筋層間に黒くエアーが侵入しているかのような陰影が見られます。

 全体的な絵では判り難いかも知れませんので、その部位を切り取って大きくしてみます。矢印の先が問題の部分です。

おそらくですが、痛みの部位はここだと思います。

身体には目立った外傷はありません。したがって怪我が原因で空気が入り込んだものではなさそうです。

また、元気食欲には異常は感じられないということです。

さて?このエアー?は何処から来たのでしょうか?

胸腔は、基本的に陰圧になっているはずですから、胸から来たものではないと思います。

後は?何?さて。

正直よく判らないので、気管虚脱のコントロールのための気管支拡張剤と、非ステロイド性消炎鎮痛剤は処方しましたが。

飼い主様が帰ってからもう一度カルテを見直していると。
もしかして嫌気性菌に利く抗菌剤をお出しするべきだったかも知れません。

そう考え直して、飼い主様に電話連絡をして、嫌気性菌に利くであろう抗菌剤を追加で処方しました。
飼い主様には泥縄的な対応で申し訳ないことであります。

一応これで1週間経過を追ってみようかと思っていますが。経過が悪ければ途中で更なる対応をしなければならないかも知れません。

さて、どうなることか?これから気が抜けません。

 

10/06 放鳥、去勢、毛刈り

今日の午前診は、かなり閑でした。
世間では3連休で、今日がその初日ですから、わんにゃんの飼い主様たちはいろいろと多忙なことと思います。

昨日保護されて、給餌しながら様子を見ていたキビタキ雌?はすごく元気になりまして。朝一番給餌しようと、若手の動物看護師さんがケージのドアを開けると飛び出してしまい、怪我無く回収するのに少し手間取りました。

看護師さんには、決して油断しないようにと強く注意した次第です。動物相手に看護をしようと思えば、何をするにしても起こり得る危険性を予測しながら、常に適切に対処出来るよう備えを怠ってはならないと思います。

回収したキビタキ雌はミルワームの喰い付きも良好でして、ブドウ糖の飲みっぷりも大丈夫でしたから、囚われの身の上が続いて却って変なことにならないうちにと思いまして。

午前診が済んですぐに、近くの大きな公園に連れて行って放鳥しました。

自動車のバックドアを開けて、ケージを出して、ケージのドアを開けてやると元気に飛んで行ってしまいました。

無事に生き延びて、来年には繁殖も出来たら良いと思います。

午後の1時から3時までの2時間の間に、今日は若い柴犬の去勢手術と、チンチラ猫の皮膚病に関連した毛玉取りの処置とを行ないました。

柴犬の方は、その飼い主様にとっては2頭目の柴犬だそうですが、先代の子はすごく聞き分けが良くって賢い犬だったそうです。

今日の2代目君は、先代ほど聞き分けが良くないらしく、結構難しいみたいでした。特に食事中には近くに人間が居るとひどく唸って威嚇しながら食べるようなことらしいです。

そんな場合には、まず空の食器を犬の前に置いて、食事は人間の手で一握りずつ小刻みに食器に入れて食べさせるようにして、人間の手イコール食事を与えてくれる存在という意識を植え付けるようにとアドバイスさせていただきました。

今回の去勢手術で性格が付き合いやすいものになることを祈念しております。

チンチラ猫の去勢の方は、昨日背中に皮膚炎を生じてひどく掻いているという稟告で来院されたものでして。

皮膚炎と同時に全身を覆う毛玉がすごい子でした。

昨日から内服薬と注射で皮膚炎は治療してやって、蚤に関してはこの春にお渡ししてあるレボリューションという滴下剤をしっかり使うようお伝えして。

今日は去勢手術の後、鎮静剤の注射を行なって抵抗出来ないようにしてから丸刈りにして差し上げました。

出来上がりはなかなか良い感じでした。

ただ、これからのこともありますので。飼い主様にはエリザベスカラーを買い取っていただいて。
猫の爪切りから保定、日常の毛玉取りというか、コーミングについて一応のお話しはさせていただきました。

来年もこんなことをしないでも済むように祈っております。

午後診はボチボチの来院で、でもこのブログを書く時間もしっかりありましたので、やはり閑だったですね。

そう言えば、大阪府立大学に紹介させていただいた、原疾患がアジソン氏病で、ひどい貧血になってしまったマルチーズが、来院して来てました。

府立大学の内科の若くてしっかりとした先生の診立てでは、アジソン氏病に加えて、免疫介在性の非再生性 貧血、ネフローゼ症候群、腸のリンパ管拡張症と4つも病気を抱えている状態だということでしたので、何とか大学と連絡を取りながら上手く治して行きたいと考えていますが。さて、どんな反応を示してくれますかどうか?

一応今日も診療時間が終了したようです。今日はこれで失礼いたします。

 

 

10/05 多分キビタキ雌

午前診開始後少しして小鳥が持ち込まれました。

動物病院から県道を2キロほど南に下ったところにあるペットショップの入り口すぐの地面に落ちて横たわっていたそうです。

小さな紙箱に入れられている小鳥は、一応意識はちゃんとしてますし。骨折とかも無さそうです。
しかし、仔細に見ていると、左の眼球の中に出血が見つかりました。

応急処置として、20%グルコースを点眼瓶から飲ませます。

一見ウグイスにも見えましたが、眉のところの色の薄い斑が見当たりません。体重はわずかに15グラム。嘴の先から尾羽の先端までの長さは12センチか13センチくらいです。

鳥の図鑑をいろいろ見ていて、かろうじて該当しそうな種類は、キビタキの雌ということになりました。

小鳥用のケージに移します。

人間が近づくと逃げようとしてひどく暴れます。野生の小鳥は、治療も難しいところがありますが。どちらかというと囚われの身になったストレスで急死することが非常に多いですから、今後の経過が心配です。

種類としては昆虫を主に食べるのですが、木の実も食べるみたいです。

ミルワームという、ペットショップで販売している昆虫食の動物用の生き餌を強制給餌して、水分補給の意味合いも込めて20%グルコースも点眼瓶から強制的に飲ませました。

1日に5回とか6回とか、虫を食べさせてグルコースを飲ませて、水はケージの中の水入れに入れて置いて。

特に外傷も無いですから、感染予防も考えなくて良いと思いますし、意識もしっかりしていますのでステロイドとかの投薬も不要だと思います。

1日か2日給餌して元気であれば早目に放鳥する方が結果としては良いのではないかと考えているところであります。

 

 

09/28 グリーンピースわんにゃん訪問隊活動

第4金曜日の午後は、普通グリーンピースわんにゃん訪問隊の活動日です。

今日も、老人ホーム鶴林園に行って来ました。

今日のお供は、ブルテリ・新田犬雑の愛ちゃんです。生後38日くらいになっています。

愛ちゃんは、生後11日目から私が哺乳して育てているのですが。物怖じしない大人しい良い子だと思います。

訪問前に園の庭で排泄をさせる時に、他の犬に一発かまされてすごくビビッてましたが。

実際に園の2階ホールに上がって訪問を始めると、お年寄りに抱っこされて大人しくしてました。

そのうちに眠くなったのか、寝てしまう始末です。

今日の訪問は、お年寄りたちの円陣を幾分小さめに配列して、訪問ボランティアや動物たちとお年寄りたちとの距離感を短く感じるようにしてみたそうです。

全体的な雰囲気はすごく良かったと思います。


でも、今日はこの活動が始まってからずうっとほとんど休まずに参加して下さったシェリーちゃんご一家が、先日シェリーちゃんがとうとう16才と10日くらいで亡くなってしまったということで 、ご挨拶に見えられてました。

最後のミーティングでご主人がスピーチをされた時には、しみじみとした気持ちになりました。

この活動も、14年くらいになりましたか?いつまでも頑張って続けて行きたいものであります。

09/08 庭のゴーヤ

たまには仕事ネタではない記事でもひとつ。

毎年庭でゴーヤを作っているのですが。今年も5月に4本植えまして。

最近は、ゴーヤのカーテンもしっかり茂って。

数日毎に美味しい実を収穫出来るようになりました。


ゴーヤの苗は、近くのホームセンターで「アバシゴーヤ」という名称で販売しているのを購入します。

植え付ける土は、地植えは2ヶ所に分けて、それに100リットルのポリエチレンのポットが4個あるの2個ずつに分けて、その4通りを順番に使用することにより、それぞれの土では4年に1回植え付けられるという形にして、連作障害を防いでいます。

ゴーヤは、特に肥料を多く要求して来る作物です。毎週末に化成肥料を少しずつ追肥してやっています。

毎年9月になると、ゴーヤにも飽きて、食卓のゴーヤを見るとげんなりするのですが。

今年は、私の飼い主太得子さんが、ゴーヤの佃煮というレシピを学んで来られまして。

これだけのゴーヤでも佃煮にするとそんなに嵩を感じませんので、飽きが来なくて済んでいるようなことであります。

それと、今年のゴーヤは、苦味そのものも少ないように感じます。育苗会社も毎年毎年品種改良に努めているのでしょうね。

ではまた。

 

09/03 自分の病院受診

先々週の水曜日に、神戸市内のクリニックで脳動脈瘤が出来ているから手術を受けた方が良いと言われまして。

本日紹介状とMRI画像の書き込まれたCDを持って、神戸市はポートアイランドという巨大埋立地に立地する神戸市立医療センター中央市民病院という大きな病院に受診しました。
グリーンピース動物病院は午前診は臨時休診です。皆様ご免なさい。

この病院には、神戸市で働いていた頃、何の病気でだったかは失念しましたが、昭和58年にかかった経験があります。あの頃は若かったなあ。

受け付けで票を機械から取って待つのですが。なかなか順番が来ませんでした。
何とか済ませると、首からぶら下げる機械を渡されて、脳神経外科の受診予定が12時になるから、約30分前にはこの機械に連絡するので、脳神経外科の診察室前に行くようにと言われました。

午前8時50分頃に受け付けに並んで、この時点で10時前です。時間があるので何処かに見物に行きたいのですが。さすがに本土に戻っては時間がかかり過ぎでしょう。かと言って、埋め立て地の事情には不慣れですから、通路にある空いたソファーに腰かけて持参した動物行動学の本を読むことにsました

しかし、首からぶら下げていた機械がピロピロと鳴って、もうすぐですよと言ってくれたのが午後1時40分頃。

実際に名前を呼ばれて、神の手と言われる高名な先生の診察を受けたのが2時40分頃でした。

先生は、しかし、持参した画像を見ながら。「これくらいだったら、まだ小さいし、様子を見ていても良いんじゃないかなあ?」なんて言ってます。

しかし、紹介状に書いてある家族歴に、兄、父、祖父と総て脳出血で倒れているという記載を見て。考え直してくれたみたいです。

「まだ小さいとは思いますが。家族歴が高率に脳出血を発症しているということですから。MRIよりはるかに精細な画像が取れる血管造影をして、手術の適否を判断しましょう。」

と言われました。

訊けば、血管造影は2泊3日かかる検査だそうです。

それから、入院前の血液検査、心電図検査、胸部エックス線検査を行なって、入院申込書で必要書類を記載して、料金支払いまで終わったのが午後4時10分過ぎ。

大急ぎで加古川に帰って、午後診に来られている患者様の診察を始めることが出来たのは、午後5時半をとうに回った頃でした。

待っておられた皆様、どうも済みませんでした。そして、留守を守ってくれた動物看護師さんたち、有り難うございました。

今日は、実は、私の島根県は隠岐の島の実家に預けていた佐賀県の地犬のマルが子宮蓄膿症疑いで急遽こちらに姪によって連れて来られていたのを、動物看護師さんたちに残業を命じて、緊急で手術を行なったので、普通の倍疲れました。

血管造影の検査の予定は、現在のところ全く判りません。何でも神戸市中央市民病院は、いきなり電話で「明日入院」と来るらしいです。

入院受け付けで、せめて数日前には連絡をくれるよう交渉しまして、何とか4日から5日まえには電話連絡をいただくようになりましたので、次回患者様にご迷惑をおかけするのではありますが。
混乱が生じないように手配する時間は何とか確保出来たとは思います。

しかし、それにしても、神の手先生、実は亀の手ではないことを祈念しつつ待つ日々を過ごすことであります。

08/24 グリーンピースわんにゃん訪問隊活動

第4金曜日の午後は、表題の老人訪問活動です。

なんちゃってアニマルセラピーという感じで、今日参加した訪問ボランティアは犬猫を連れないで参加した中学生の女の子も含めて10名ちょっとくらいのものでした。

今日は、校内発表の題材にこうした活動を取り上げた高校生の女子の見学もあったりしましたが。
最後のミーティングで、2列に並んだ車椅子の列の後ろの人にはわんにゃんとの触れ合いの機会が明らかに少なくて、笑顔があまり見られなかったという、初めての方ならではの鋭いご指摘もあったりして。

マンネリに陥り勝ちな気分に喝を入れられたことでありました。

また、最近の傾向では、訪問ボランティアの集合時間が、当初決めていた15分前というのが全然守られなくて、訪問開始がかなり遅れるということも、メンバーの気持ちのマンネリの現れかと思います。

しかし、それでも来てくれるだけ有り難いと思う自分も居たりして、なかなか活動規律の徹底とかは難しい面もあります。

一応私は開始15分から25分くらい前には現地に行くようにしています。

正直、自分のモーティベートについても、いつまで続けられるのか?という不安もあったりしますが。何とかかんとか続けているような ことでありまして。

毎回元気一杯とは行けませんが。とりあえず来月も頑張って行こうと思いながら、ホームを後にしたことでありました。

今日の私の気分は、先日脳動脈瘤が見つかって手術をしろとお医者様に宣告されたことなども影響しているのか?随分低調であります。

脳動脈瘤は、自覚症状も全く無くて、先月やはり動脈瘤をクリップで止める手術を受けた郷里の実兄の勧めもあったりして、5年振りに受けた脳MRI検査で見つかったものですから。
むしろラッキーと思わなければならないくらいのものでしょう。

しかし、この記事を書いている午後診がまた閑なので、気が滅入るのですが。ここで気合いの入る症例が来れば、単純な私としては元気が出るかも知れません。