皆さんこんにちは
グリーンピース動物病院の更新担当の中西です
さて今回は
~食欲不振・下痢・嘔吐~
ペットの体調不良で最も多い相談の一つが「食べない」「吐く」「下痢をする」です。これらは一見すると軽い症状のように見えますが、実際には重大な疾患の入り口であることが少なくありません。
今回は、胃腸の異変が示す体内のサインを掘り下げていきましょう。
まず、食欲不振が一日続いた場合は要注意です。犬や猫は24時間食べないだけでも脱水や低血糖を起こすことがあり、小型犬や子猫では命に関わることもあります。
食欲不振の背景には、胃炎・膵炎・腎不全・肝臓疾患など、消化器以外の臓器の異常が関係することも多く、単なる“好き嫌い”や“わがまま”と判断するのは危険です。
嘔吐はもっともわかりやすい異変の一つですが、「何回吐いたか」「内容物に血や泡が混じっていないか」「食後か空腹時か」によって原因が大きく異なります。
空腹時の黄色い液体は胆汁性嘔吐症候群の可能性があり、食後すぐの嘔吐は誤食や胃の拡張、または消化不良が考えられます。
猫の場合、毛玉による嘔吐と病的な嘔吐の見分けも大切です。毛玉が混じっていないのに頻繁に吐く場合は、胃潰瘍や腎不全などの内臓疾患の兆候である可能性もあります。
下痢も同様に、原因は多岐にわたります。急性の下痢ではウイルス感染や食中毒、慢性的な下痢では寄生虫や炎症性腸疾患、アレルギー性腸症などが考えられます。
特に子犬・子猫は体内水分量が少ないため、短時間で脱水を起こします。便の状態(軟便・水様便・血便など)を観察し、写真を撮って記録しておくことは診断に大変有効です。
動物病院では便検査や血液検査、エコーなどで原因を特定します。
自己判断での整腸剤や絶食は、かえって症状を悪化させる場合もあります。
「一晩様子を見る」ではなく、「半日で変化を確認する」くらいの意識で早めに受診することが大切です。